氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

家族3人そろって「手足口病」

手足口病が保育園男児4歳から母親、そして小学1年生の長女へと感染したという。

 

経過

まず男児が土曜日朝から微熱、午後から39.2度の高熱発症、母親は月曜日昼から39.5度発症、次いで火曜日朝から長女が39度発熱、それぞれ医療にかかり抗生物質と解熱剤を投与されていた。

 

来院時、男児は37度の微熱で手足の発赤はなく、黒くゴマ上の斑点が残存しているが食欲は出ておりほぼ治っている。母親と長女ともにまだ37.5度の微熱と食欲不振、そして全身のだるさと黒い斑点が手足に残っている。

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子どもたちの治療


子供たちにはスプーンで小児鍼を施し、脉が締まったのを度としてそれぞれ分治療で終了。治療後すぐに姉は元気なおしゃべりが始まり、弟はすぐに便意を訴え多量のいいうんちが出た。

母親の治療


主訴は食欲不振・全身倦怠・のどの痛み・首肩背中に凝り重みがある。

 

脉診


やや浮いて革を帯び数脉 微熱がうかがえる。

 

腹気鍼診断


右期門・気海が締まり、下脘・中脘が浮いた。

 

奇経診断


右後谿・N―右照海・Sで脉締。

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肝虚脾肺実証左から、経金使用。

 

肝虚は薬による肝臓の疲れを表わし、腎も科学薬剤の処理で疲れていると推測できる。そして消化器系の邪の存在は、やはりウイルスというよりは科学薬剤のせいだと思う。呼吸器系にはウイルスがまだ残っていたのかもしれない。

 

標治法


督脈に気鍼の①、プラス絹糸灸を1壮づつ施灸した。

 

終了時、脉は中位に治まり革・数脉は消失、その他の愁訴もなくなり帰っていった。

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初出:2017/07/27

  

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