氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

肺がん 補講(平成30年度第12回)を開催いたしました

これ↓の続きです。 

いえ、続きではありません(どっちやねん。

 

関連症例とかではなくて、1時間ちょっとの短時間でややこしい症状を片っ端から片付けられた、というだけなんですが。

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右肺上葉が患部、切除手術をすすめられているそうです。

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腹氣鍼診断、奇経診断の結果、心虚肺腎実と証がたちました。前述の前立腺肥大の方と同じです。

 

拙ブログは鍼灸の知識のない読者も少なからずなので、経絡治療家の先生方にとっては釈迦に説法となりますが、ちょっと蛇に足を。

 

西洋医学とは異なり、病名をみるのではなく証(あかし)で判断をします。それは身体がどういう状態になっているのか、を示しています。心虚肺腎実ならば心臓がエネルギー不足で肺と腎臓がいきってるのです。

 

ですから心臓にエネルギーを補填し、肺と腎臓を鎮めます。その結果、症状が霧消するのです。

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症状があるのは身体の虚実(➕と➖みたいなもの)のバランスが損なわれている状態です。それを整えれば症状がその場で霧散するのです。

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もちろん手強い症状にはそれなりに時間を費やさなくてはなりません。なのでそこまでバランスを崩してしまう前に、未病対策が大切なのです。この未病対策は東洋医学が得意とするところです。

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心虚肺腎実という証には難経六十九難本治法で対応します。その後、患部に標治法を行います。本治法が患部を触ることが殆どないのに対し、標治法は直接のアプローチが多いです。

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これは前立腺肥大の症例と同じで、たとえ患部に鍼を直接刺入することはなくても、鍼の力は確実に届いています。

 

別件、甲状腺ガンの患者さん、やはり切除手術をすすめられていたそうですが、週に1度の治療ですっかり小さくなっています。検査の結果も、もう心配ないだろう、とのこと。

 

なぜ小さくなったのか、ということについては触れられないそうですがw

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以下、サイト管理人の私見です。

 

徒らに西洋医学の手術や投薬を否定するものではありません。それを使用することのメリットとデメリット、後者が前者を凌駕するのであれば、違う手を試みることは十二分に有効だと思うのです。

 

徒らに「氣鍼医術すごいぜ!」と言っているわけでもありません(言ってるかw

 

これ以上に納得させてくれるものに現時点では出会えていないだけなのです。

 

たとえば、肺がん患部への刺入が、なぜ効いている、とわかるのか。

 

脉締(みゃくてい)です。

※患部が肺であるなら、肺経の魚際で検脉します

 

氣鍼医術において、その有効性のほどはすべて脉締の有無で判断されます。逆に言うなら、すべての治療は脉締に至ることを目標としているので、症状に対して効果がある、といえますし、その結果として症状が霧散霧消するのです。

 

氣鍼医術はガンを治すのではありません。ガンがある状態の虚実のバランスを整えることで、ガンがなくてもいい状態に身体がなっていくのです。

 

それを別の言い方にするなら?

 

自然治癒力を高める、です。


次回はスーパーモデルの登場です!


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