氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

三里の道も一補(いっぽ)から

さ、彦摩呂の口調でみなさんご一緒に。

研修生デーはネタの宝石箱や!

 

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私が研修生として入らせていただくようになってはや7ヶ月、その間に漢医堂での治療のやり方が変わったものがいくつもあります。日進月歩とでもいいましょうか、より正確に、より患者さんの負担のないように、と進歩しています。葛野先生が効果のほどを体感されたものが臨床に取り入れられています。

 

拙ブログの読者の皆様にはもうお馴染みとなっているでしょうか、漢医堂オリジナルの督脉上連続糸状灸「ナイトウ式」

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大椎または身柱から腰陽関、腰兪まで、10〜15箇所に点灸をします。内臓の強化、背筋が柔らかくなり伸びる感じが如実にあります。大椎〜腰兪を2射、3射と繰り返すことにより、効果のほどが飛躍的に向上することがわかりました。もちろんドーゼを確認するために1射ごとに検脉をいたします。脉締を見ながらナイトウ式の回数も増やす、ということが新たにデフォルトとなりました。

 

午前診が終わったあとは、恒例葛野先生の体を使ってなんやかんやさせていただける時間、百会、曲池、中脘、三里、三陰交に置鍼。次は膈兪、肝兪、脾兪、腎兪、腰陽関、腰兪に置鍼、そしてナイトウ式。

 

置鍼するなら当然、適切な刺入深度をみるために検脉をしなくてはいけないのですが、気が急いてすっ飛ばしてしまいました。が、ビギナーズラックか天のお目こぼしか、そう外した深度ではなかったようです。

 

ナイトウ式は艾のよじり方が悪かったのか、何回も葛野先生に「あちっ」とさせてしまいました(スイマセン、スイマセン)。

 

午後診も終わったところ、葛野先生から「抜鍼ってどんな風にやった?」と問いかけが。

 

え、なになに、わたし何かやらかした?補法でやりました、指定がない場合は全て補法で、抜鍼のあとはフタしてます。

 

あ、それならええんや。

 

が。

 

午後診の最中(もなか、ではない)しんどかったそう。抜鍼の際に氣が漏れたのであろう。フタをしていたのであれば、抜鍼のスピードが遅かったのだろう。素早く抜いて素早くフタをする、補法の鉄則です。

 

確かに抜鍼はとろくさいです!以後、気をつけます!!

 

さて、葛野先生のしんどさはどうするか。気つけには足三里を補います。わかりにくい脉も三里を補うことではっきりします。

 

鍼は使わんでいいから、押手だけで三里を補って

 

手がすぐ届くところにあったのは左足、何も考えずに左の足三里に押手をしました瞬間、脉が締まりました!

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ほんとは何も考えずにやってはいけなかったのです。適応側を考えてやるべきだったのです。脉が締まったということは、たまたま左が適応側だったということです。またしても天のお目こぼし!

足三里の効果のほどには驚きました。

 

適応側を考えること、補法の抜鍼の際には氣を漏らさないように気をつけること。これも氣鍼医術ならではの注意ポイントですね。

 

最後までお読みくださりありがとうございます

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