氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

瀉法と補法を間違えるとどうなるか

さ、彦摩呂の口調でみなさんご一緒に。

研修生デーはネタの宝石箱や!

 

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1に押し手、2に押し手、3、4がなくて5に押し手。

 

どんなに効く子午鍼法も氣鍼も、遣い手がヘッポコではその威力を発揮できません(ヘッポコ→オレ。

 

子午も氣鍼もすごく効くわ、誰がやっても効くわ、こんな私でさえ治療効果をだせるわ、と慢心しておりましたよ。これまではビギナーズラックだったのかもしれません。本日はダメネタをご披露いたします。

 

ダメネタ:その1

 

腰がだるいわ、治して、と葛野先生から指令が下りました。背中の氣鍼だよな、でもその前に督脉の虚実を見なきゃな。

が。

わからないのです。太衝に鍼を置いても、浮いてるかどうかがよくわからないのです。

 

わからない時の原因はただひとつ。

 

ただひとつ。 

 

ただひとつ。

 

押し手が悪いのです。

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押し手をちゃんとしなきゃ、と思って親指と示指にばかり力が入ってしまっていました。この2本以外の3本の指をしっかりさせると、無理に力を入れなくても自然と親指と示指は然るべき形となりました。これがびっくりです!

 

親指と示指の2本で押さえつけると言う間違ったイメージが正されました。

 

ダメネタ:その2

 

氣鍼は誰がやっても即効だわ、失敗することなんてないわ、と思っていたら。

 

ら。

 

思わぬ伏兵がおりましてね!!

 

葛野先生の背中を上からずっと氣鍼をしていましたら、腰が重くなってきた、とおっしゃるのです。

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督脉を触るときは後方検脈をします。

私もセオリー通りに後方検脉をしていたのですが。

が。

脉を見るのに手間取って、必要以上に一箇所に押し手を長くしていたので、熱を持っている箇所を瀉すべきところ、補になってしまっていたのですよ!!

サッサッサッとリズミカルに散鍼をすべきなのに、じっくりと補ってしまったのですよ!!

検脉がトロくさかったことが原因です。猛省。

 

ダメネタ:その3

 

ナイトウ式(督脉上連続糸状灸)をする際、大椎から、と指定されます。じゃあ指定されない時はどこからするのか。

 

大椎から、と指定されないと言うことは、大椎に施灸をしてはいけない、ということなのです。

 

ということを身を以て体験いたしました。

 

施灸の場所も、葛野先生がペンでマーキングされる場合と、じゃあやって、と任される場合とあります。わざわざマーキングされるということは、マーキングした場所にするというより、それ以外の場所にやってはいけないのだ、ということを身を以て体験いたしました。

 

ナイトウ式をやっていると、首が重くなってきた、とのこと。

 

大椎のあたり、触れば熱があるとわかるのに、そのチェックを怠ってしまったがために、またまた瀉すべきところを補ってしまったようです。

 

首のダメージが大きい方は、大椎にお灸をしてはいけないのです。なのでわざわざ、身柱から、と指定されていたのです。

 

背骨は掌で、背骨の両側は手の甲で、触れて熱や凸凹の有無をチェックします。チェックをすれば、どこに灸をすべきか、また、してはいけないか、がわかるのです。

 

自ら生み出した葛野先生の首の重みは、自ら子午鍼法で除去することとなりましたw

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失敗はしないに越したことないですが、今回の3つの失敗は門前の小僧には大きな学びとなりました。

 

11月18日は子午鍼法実践講座です♪ 

 

最後までお読みくださりありがとうございます

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