氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

風邪の季節〜寒雨に中れば寒冷湿の邪

「つばを飲み込むとのどが痛くて」とやってきた小学2年生男子。

 

昨夜からのどが痛いと言って食欲もありません、と母親から電話があった。

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脉状


中位にありやや硬めでやや数、やや躁を帯びている。

「喉がはれぼったくて、食べると詰まる感じで痛い」という。

聞くと3日前、雨の中をラグビーの練習に参加したという。

「雨で冷えたね」

 

古典に曰く、寒・冷の邪に中った時は遅・緊脉、湿気は沈脉というのが原則だが、それに加えて微熱が出始めてやや数脉となっている。朝に37度だったという。

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腹気鍼診断


気海・中脘が締まり、膻中が締まった。

 

奇経診断


左合谷・N―左陥谷・Sで脉締

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腎虚心包虚右同側経金穴使用

 

標治法


灸 ちりげに絹糸灸1壮 大椎側に手掌軽擦を少々

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いつもの通りのど風邪は腎虚の主りが多い。

 

続いて診たおばあちゃんも風邪気味で、証が全く一緒であったのは付きそいで雨の中を走り回ったそうな。さもありなん。

 

初出:2017/11/03

 

11/18は子午鍼法実践講座を開催いたします。

 

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