氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

みぞおちの痛み・弾発指・足裏ひきつり

45歳 会社員 女性

主訴 「昨日みぞおちがキリキリ痛かった」ほかに左手母子・右手示指の弾発痛、仕事中両足裏の引きつり張りがる。「身体の点検に来ました」

既往歴 半年前に腎の砂発作で治療経過あり。

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脉状


弦を帯びた沈んだ脉、特に左尺中が弦

 

腹気鍼診断


下脘・巨闕が締まり 左期門・気海が弦を帯びる 

やはり上部尿路に悪露や砂は確実にある。またキリキリ痛が発生したということは小石がある可能性がある。夏なのに水を飲む量が少なく、立ち仕事で足元が冷えている。

 

奇経診断


左外関・N―左臨泣・Sで脉締

 


脾虚腎肝実証右から

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治療


定則通りに右陰陵泉・右少海を1-2ミリ丁寧に補い、左照海当たりのキョロ実痛を下圧瀉法、左中封からも同様に。腎の実邪が取り切れないので左陰谷からも下圧瀉法を加えて実邪のとれたのを確認した(気海穴の弦脉が取れていた)。

 

標治法


左手拇指弾発に対して頸椎5・6棘間に約2センチの深ばり、右手示指弾発痛に対し頸椎6・7棘間に約2センチの深ばり。どちらも脉締を得る深さ、そして肝実ですから督脈処置は補的ということになる。即座に弾発痛は緩和。

足裏の張りは仙椎3・4棘間に約3センチの深ばり、しびれ痛みではなく長くたっている時の症状なのですぐにはわからないが、脉締を得ているので明日からは必ず楽になると話して1週間後の予約を取って帰ってもらった。

 

初出:2017/08/11

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