氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

この夏流行の「エアコン風邪」

34歳 女性 病院職員

 

「朝から寒気がして昼には38度の熱、寒気と咳と痰がからみます」「エアコンをかけたまま寝てたせいかしら」と、このところ「エアコン風邪」患者が多い。 

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腹気鍼診断


壇中・左期門が脉締 中間・気海が革を帯びている

 

奇経診断


右陥谷・Nー右後継・Sで 脉締した

 


「心包虚肺腎実証」左から 経金穴使用

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治療


左間使にステンレス五分・0番鍼にて経絡に沿って1ミリ刺入し丁寧に補法を加えた。次いで左中封に同様の補法。この中封に関して我々は「瀉法に使う中封と補法に使う中封」の位置を分けている。つまり前脛骨筋腱の前下方キョロ圧痛に瀉法中封を取り、これと太衝穴とを結んだ線上凹みに補法中封を取穴する。補法中封穴にはりさきが触れると脉状はシュッと小さく締まっていくものだ。

 

補法の後に右孔最キョロに下圧瀉法を加え、腎経の照海のキョロに下圧瀉法を施す。さらに陽経の処理として右陥谷・右後谿の邪の処理を行うと脉状は数脉も平になり浮いた脉は中位に心地よいリズムの脉となった。一晩寝れば咳もタンも明日の朝からは楽になるはずである。

 

初出:2017/08/13

  

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