氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

治すのは誰のため?

数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。本日のテキストはサイト管理人Cが担当いたします。

みなさんご存知のように(知らんか)管理人の本業はお悩み相談です。毎週月曜日は ここ で無料相談のボランティアをさせていただいています(宣伝)。月曜という曜日のためか、場所柄か、看護学生、現役看護師、または医療系を目指す方のご相談がたいへん多いです。

向いてますか、なれますか、やっていけますか、等々。相談されるということは不安要素があるため、望むものと進捗にギャップがあるということです。

目指すものになかなかたどり着けないという方の多くがやらかしてしまっているのは、手段と目的をごっちゃにする、ということなのです。

例えば看護師ならば、看護師になるということは手段です、看護師になってできること、得られること、それが本当の目的です。

そして、なぜ看護師になろうと思ったのか、という動機、この動機と目的がはっきりしていて、手段が看護師しかないのであれば看護師になることに必然性はあるのです。手段が他にもあるのなら、看護師に執着する必要はないのです。

目的としてダントツに多いのが「人のためになりたい」、動機として多いのは「家族が助けてもらったから、自分も助けれるようになりたい」というものです。

ちなみにこれまでで一番面白かった動機は(面白いと言っては失礼ですが)ドラマ「ナースのお仕事」の観月ありさの姿に憧れた、というものです。

氣鍼医術の某先生は、漫画ブラックジャックに出てくる盲目の鍼師琵琶丸が鍼灸に目が向いたきっかけだったそうです!

動機→手段→目的

動機:ナースのお仕事
手段:看護師

では、目的、得られるものは何か。

手段、技術を手にしたら当初の目的から変わっていくことが多々。できること(手段)が増えたら目指すものが変わって当然です。

治療家のみなさんが、鍼灸師という手段によって獲得したいと目指されているものはなんでしょうか。

以上、長すぎる前振りでした(前振りだったのか。

先日、葛野先生とお話しさせていただいていて、なぜか治療料金の話になりました。保険治療を当たり前とする方には自費治療の鍼灸は治療費がネックとなる場合が多いです。あと1回治療したら治るのに、というタイミングで治療を中断されるのが非常に残念である、と。

そのためにも漢医堂では1週間以内の治療であれば2回目は半額になるという集中治療システムがあります。そして何回の治療でどこまで回復するか、という治療計画を患者さんに提示して、費用がどのくらいかかるのかということを前もって納得しておいていただくことの重要性も説かれました。

治療を継続していただくと、治ります、快癒に向かいます。これはもちろん患者さんのメリットなわけですが、「続けてきてもらったら、自分が治せるやん」と葛野先生はおっしゃいました。

自分が治せるやん(バサバサバサっ→目からウロコが落ちた音

治せること、患者さんが治ることは治療家側のメリットなのです。ここで「治させてもらった」という表現を使うとちょっと鼻白みますので、あくまで「治せるやん」です。

治療家側の治せるメリットとは何か。

もちろん達成感の類はありますが、自分の治療の経過と結果がちゃんとわかること。治せたという経験値があがること。これは治療を最後までやりきったからこそ得られるいわば釣果です!

治っているであろう、治ったはずだ、という予測期待値での治療ではなく、「いま、そこにある痛みを、魔法のように消すことができる」氣鍼医術、みなさまの臨床にぜひお役立てくださいませ。

 

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