氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

雀啄のドーゼって?

数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。本日のテキストはサイト管理人Cが担当いたします。

さ、彦摩呂の口調でみなさん御一緒に。

研修生デーはネタの宝石箱や!

毎週土曜は漢医堂研修生デー、患者さんに触らせていただけるありがたい機会です。しかし。

 

相変わらず脈がよくわかりません(ダメじゃん!!

私にわかるのは

速いか遅いか・熱があるか否か(数、促、遅)

浮いてるか沈んでるか(浮、沈)

硬いか、柔らかいか(弦、革)

あれ、ちょっと待てよ、ということは3X2X2=12で12種類の脈は見分けれるはずじゃん。

じゃん。

おっかしいなー、なのになぜ葛野先生から「脈状は?」と尋ねられて、いつも答えられないんだろう。

だってー。

治療前の患者さんてだいたい速いし浮いてるし、どれも同じに感じてしまう私を許してください。

ところが。

昨日の常連患者さん、いつもとは明らかに異なる脈状でした。どよーんと沈んだ感じ。おお、これが滅多に遭遇しない「沈(ちん)」か。波形の上と下の差が少ない感じとでもいいましょうか。暑い中こられてるからバクバクした脈と予想していたので意外でした。「暑くなかったんですか?」とお尋ねしたら、めっちゃ暑いです!と。ありー、暑さは関係ないのかしら。

葛野先生の治療が始まり隣のベッドから聞き耳たてていたら、脈が浮いてて速いとか言ってますよ!前日のお酒が残ってますね、体とてもこたえてますね、と。ちょっと待ってー、私はいったい何をみてたの。

きっと私がみた時から葛野先生が見るまでの間に脈状が変化したに違いない!(おいっ

何ヶ月も熱が下がらない、という女性患者さんが2名も。おひとりの方など3年間も37度や38度の熱が続いているとのこと。病院にいっても原因不明。

お二人とも腎にたまった熱が悪さしてるであろうという結論。 

腎実瀉法をされた瞬間に、手の熱さがスーッとひいたのには驚き!腎にたまっていたものが悪さしてたって証拠ですね。

原因不明の症状で、実は腎が原因であった、という症例が最近すごく増えているそうです。

腎の石をおろせる技術は氣鍼医術が世界で唯一です!(宣伝

さて、葛野先生の体を使わせていただいての実習タイム、「三里と三陰交、そしてうつ伏せになって膈肝脾に直刺して雀啄、その後身柱から腰陽関のあたりまで氣鍼、10分で」って、なに、それ、青ざめる!!

雀啄、学校でまだ習ってません。やったことありません。腎実瀉法のとき、抵抗がなくなるまでザクザクと、と言われているのはさんざん見てますけど、どんな抵抗があるのか想像もつきません。

切皮のときチクっとした、押手がしっかりしてないからだ、と。弾入する右手のほうにばかり意識が向いて、押手をつい忘れてしまいます。雀啄するならなおさらのこと押手をしっかりとしておかないと、アンモナイト

初めての雀啄、右手も動かすと思った以上にぶれる。治療家のセンセ方に武道をされてる方が多いのも今更ながら納得。体を作らないといけないのですね。何回かザクザクやってると、すっと鍼の抵抗がなくなりました!!

抵抗なくなったら抜鍼して

なんで抵抗なくなるまでやるんですか?

ドーゼやん

????

抵抗なくなったら、それ以上やる必要ないやん

バサバサバサっ(目からウロコが落ちた音)。なるほどー!学校でもそんなこと教えてもらえるのかしら。ドーゼっていう感覚があんまりないようなのですが。

背中の鍼もヨロヨロながらなんとか終え、腰が軽くなった、と言っていただけました(嬉。

氣鍼、何番でやった?

何番?鍼の番数のこと?赤の鍼です

氣鍼の1番、2番ってあるやろうが!!

氣鍼の1番はまぶたの厚さ0.06から0.09ミリ、2番は掌の厚さ0.9ミリまで、3番は真皮の厚さ2ミリまでってことですね、はいはい、それはわかっていますよ。わかっていますが。

が。

私にそんな鍼の深さをコントロールする能力があるとお思いですか!刺しすぎてチクっとしないように、かといってまったく皮膚に触れてないということのないように、それを考えるだけで精一杯ですよ!!

氣鍼の1番でやりました(やったつもりです)

そうか、それで腰がこれだけ軽くなってたら十分や、ちゃんと覚えてな

つまりこの鍼の深さもドーゼなわけですよね。深さのコントロール、ドーゼのコントロールをはかるために必要なのが脈診です。脈が締まる、脈締(みゃくてい)を得た状態が患者さんにとって最適なドーゼということです。

ちなみに、脈診をしない、経絡治療ではない治療を受けたレポートです。


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