氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

続)謎の激痛の正体 〜 フライドポテト症候群

腎臓結石激痛発作その後

 

2回目治療(2日後)

「まだ痛みます。10のうち7が残ってます。」

「あれ、3割しか減ってないですか」

「はい、でも尿の出もよくなったし、痛み止めも半量、仕事もしっかりやりながらですから」

「うーん、でもこの脉は腎の石の数が多そうだね」

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脾虚腎肝実証右から合水(腎は照海も使用)前回同様の診断で

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腎肝のみどころは緊から革脉になっているから、石が少しは降りていってるのは確かだ。革脉を瀉法したら「やっぱり楽になります」と仕事に戻っていった。

 

3回目の治療(5日目)

>痛みの場所が下腹部へ限局してきた<

「昨日の夜は痛み止めを飲まずに寝れました。今朝から痛みの場所が下腹に決まってきました」

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腹気鍼診断

巨闕・右期門が締まり中脘・気海に革を帯びている。

 

奇経診断

右臨泣・N―右後谿・Sで脉締

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心虚肺腎実証左から合水(照海からも瀉法)

 

新月前後で適応側変化

「あれー、おかしいな」

なんと適応側が右から左へ変化していた。病症部位に変化はないのにだ。

「昨夜のお月さんは?」「昨日新月でした」

新月・上弦・満月・下弦の月の前後は適応側が移動するのが原則だと拙著・気鍼医術で指摘しているが、やはり大自然には逆らえないことを再認識させられた症例である。

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フライドポテト症候群

「さてまだ治療回数がいるよ」

「もちろん続けますよ、食事も随分反省して気を付けてます」

この患者さん「子供の時からフライドポテトなどのフライ類が大好物だった」という。

 

つづく

初出:2017/5/30


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