氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

何故「子宮変動」が診断できるのか

【症例】

 

45才 2人の小学生男子の母

 

「毎日忙しすぎて肩は凝るし、全身くたくたです」 

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腹気鍼診断

下脘・巨闕が脉締 気海・左期門が浮いて革脉を呈している。

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この診断段階で「脾虚腎肝実証」右からが推測診断される。つまり左外関・N―左臨泣・Sの奇経診断が予想されるのが普通である。がこの患者さんは左公孫・N―左通里・Sで脉が締まったのである。

よって「子宮変動」が推測できるのである。毎度おなじみの公孫は衝脈の八総穴である。だから衝脈は胞中より起こるという古典理論から「胞中変動」と診断できるのである。

 

奇経診断

左公孫・N―左通里・Sで脉締

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脾虚腎肝実証右から

 

最初の主訴の段階では聞いていないが「子宮に変動がありますが生理はどうなってますか」「実は3日前から生理が始まっててしんどいのはそのせいもありますかね」という答え。診断だけなら西洋医学に任せえばいいが鍼灸医術は診断即治療ができるから素晴らしい。

 

本治法を定則通り行い標治法で肩首背中の滞りを流してあげれば「楽になりました。明日からも頑張れます」の声が聴けるのです。

 

初出:2017/05/25

 

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