氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

「北海道風邪」と「生理前症候群」

33才 女性 病院事務員 

 

「体がだるくてしんどいんです」

 

北海道旅行から帰って1週間がたっても疲れが取れない。むくんでだるく、朝起きも悪いという。

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脉状

やや数、虚にして浮(やや微熱がありだるさありの脉)

 

腹気鍼診断

下脘・膻中・気海が脉締

 

奇経診断

左公孫―左合谷で脉締(外関―照海ではなかった)

「おなかが重く、腰もだるい」

「生理が始まりかけてるな、これは」

「私もそうかなと」

 

脾虚腎虚証右同側経金使用

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解説

脉状のやや数、虚して浮脉は風邪に入られている(北海道風邪)。

 

そして、脾虚腎虚証の奇経診断が公孫―合谷の診断が出た意味からも、生理前症候群として全身のだるさ・むくみをあらわしている。

 

つまり公孫は衝脈の流注に属し、それは胞中(子宮)より起こることからこの場合、今日明日にも生理が始まるということまでもわかるのである。

 

初出:2017/04/27

 

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