氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

肺実の原因はお風呂掃除

数あるブログの中から当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。本日のテキストはサイト管理人Cが担当いたします。

全国1000万の脾虚腎肝実証のみなさん、こんにちはー!!脾虚腎肝実は酒飲みの証、今日も飲んでますか??

管理人はどんな症状で漢医堂に治療にいっても、くだされる結果はいつも「脾虚腎肝実証」、胸が痛くて心筋梗塞かも、足首が痛くて捻挫したかも、どんな不安を抱えていっても「飲み過ぎ食べ過ぎ、飲食労倦」で終わるのです。

とどのつまりは飲食をコントロールできない、自制の効かないダメ人間ですよっ(えっへん。

先週の土曜は補講でした。

土曜は漢医堂の週一研修生デーなので朝から出向いていたのですが、なんかお腹が痛い。差し込む痛さ。たまにあるのですけど、いつも忘れた頃に治っているのでそのうち治るだろう、と思っていましたが。

が。

治らないのですよ、だんだんひどくなってくるのですよ。治療時間が終わって、補講が始まるまでの時間、脂汗たらたらぐらいに痛くなってもう我慢できなくなりました。

補講のモデル治療にしてもらえないかしら、と虫のいいことを思って葛野先生に痛みを訴えたところ、補講の参加者が全員揃っていないうちから即治療をしていただけることとなりました。

痛いのは右の肋骨の下端あたり、何が痛んでるかわかるか?といわれ、えっと、えっと、と答えられずにいたら、胆嚢だ、と。

子午診断、腹氣鍼診断、奇経診断など一連の結果、くだされた証は「心虚肺腎実」でした。

※治療の詳細を語る専門用語の語彙をまだ持たぬことをお許しください。

痛みの原因は胆嚢結石、結局は食生活の報いなわけですが、石が動いていくのがよくわかりましてね!痛みのある場所、右から中央に、そして下に、と移動していくのです。

氣鍼医術が大得意とする腎臓結石、尿路結石の治療でも、石が動いていくのを患者さんがその場で感じられるケースが多々ありますが、実際に自分が体験することになるとは。

石が動くと痛いんじゃないか、と思っていましたが、不幸中の幸い、痛みを伴うほどの大きさではなかった、ということですね。

万年「脾虚腎肝実」の私に心虚と肺実が出たのが意外で、肺実ってなんやろ、と考えていたらですね。

ね。

3日前にお風呂の掃除を業者さんにしてもらいました。天井のカビが自分ではどうにもできなかったのです。プロの風呂掃除はすごい、とは聞いていましたが、たしかにすごかった。超強力な漂白剤、業者さんはガスマスクしてましたよ。家中に充満する暴力的な塩素の臭い、飼ってる文鳥を臭いが届かないとこに避難させたくらい(オウムでサリンが問題になったとき、センサーとしてカナリヤを鳥かごにいれてた光景が思い出されます)。

どうもその塩素が肺に悪さをしたようです。

なんでこのタイミングで胆嚢が痛みだしたかはわかりません、塩素のせいで心虚になったのがなんか引き金になったのでしょうか。

おかげさまで痛みは殆ど収まったのですが、思い出したように疝痛がやってきます。この日は幸いにもすぐに治療して貰えましたが、そうでない時に痛みが起きるのは怖いです。石がまだ残っているかもしれないし、自分でできる治療として奇経の磁石をいただきました。

f:id:kishin-ijutsu:20180602073008j:plain

臨泣(N)ー後渓(S)

幸い、翌日には痛みはすっかり収まりましたが、まだ石が残っているかもしれないから腹氣鍼診断でみてみなさい、と言われ、なるほど!と膝を打ったものの、ひとりでどうやってやるの?と悩んだところ、磁石を貼るんや、とのこと。

なるほど、なるほど、なんともシステマティックなものであるなー、と改めて感心したものの、自分で診断5穴を順番に磁石はって脈を診てもよくわからなかったことを白状いたします(ダメじゃん!!

後日、中村泰山先生に(飲み屋で)お会いする機会があり、心虚肺腎実の解説をお願いしました。

f:id:kishin-ijutsu:20180602073039j:plain

↑証拠画像
肺実は塩素のせい、腎実はお酒じゃないの。

心虚がわかりません、と言いましたら、「痛かったのは胆、胆の拮抗経絡ってなによ」、えーっと、えーっと、「胆心が肝小して、肺膀大腎の胃心包が脾三した(経絡治療要綱より)でしょ、痛かったのは胆、胆の拮抗経絡は心、胆が実痛だったから心は虚となります」。

なるほどー。身をもって体験したことにより、理解が深まったのでありました。飲食は控えるように気をつけたいと思います(思うだけ。

 

最後までお読みくださりありがとうございます

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

↑クリックしていただけると励みになります

 

www.kishin-ijutsu.com