氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

目まいの治療は座位のままで

33才 主婦 155㎝ 40㎏ 7歳と4歳の男の子の母

 

「目が回って吐き気がする、先生、何とかして」と来院。3日前から目まいが始まり、美容院でシャンプーの最中、あまりにひどいので止めてもらったと言う。

 

治療

肝虚肺虚証左から 

 

奇経診断

右後谿ー左申脈で脉締

 

座位のままいきなり選経選穴診断、つまりめまいは督脈病証が多いので肝経の太衝に金50番を触れて脉締を探った。左太衝が締まったので、続いて左腎経の照海に触れる、それも締まり。この段階で奇経診断は右からの後谿・Nー申脈・Sが推測できる。 

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ちょっと高度な臨床になるが、座位のままめまい病症を治療するには、こんな風にやります。右後谿ー左申脈で脉締。イコール肝虚肺虚証左から交差が確定診断できるのです。

逆気ですから合水穴を使用、左曲泉・左陰谷右尺沢・左陰陵泉への丁寧な補法で頸を左右前後に動かしても先ほどのめまいはほとんどなくなっています。

 

標治法

背中から督脈への0番鍼にて接触鍼法で補中の瀉法を加えて終了。

帰りは良好「明日昼バーベキューなんで、どうしようかと思ってたけでこれでいけるねー」

 

念波DM

この主婦「先生、風邪ひいた」「先生、太りたい!」と言ってよく治療に来ていたが、子育てに忙しく体調も良かったので子供ともども2か月も治療に来ていなかった。

1昨日「あの家族どうしてるかな」と思ってカルテを見てたら「先生目が回る、何とかして」と電話があったのだ。

「私はカルテ診て念波DM送るんだよ。そうするとその患者さんから電話が来るんだよ」と話すと「それって共時性やん」「ウソ―めっちゃすごいやん」という嘘のようなホントの話でした。 

 

初出:2016/11/21

 

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