氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

初潮が脉診で診断できるか

家族3人そろって体調不良、ラストバッターは小学6年生のお姉ちゃんです。

脉診しましたところ、「あれ、風邪脉ではないな、微熱もない」。

 

腹気鍼診断

下脘・巨闕・気海が締まったのだ。

あれ、お腹の具合はどうですか?

「少し重いかな、でも頭のほうが痛いよ」

 

脾虚腎虚証」が推測診断できる

 

奇経診断

左外関・Nー左・照海・Sで締まらない。おかしい!

なんと、左公孫・Nー左合谷・Sでしっかり締まってしまった。公孫は衝脈の主穴である。つまり衝脈は胞中(子宮)から起こることから婦人科の病証診断には不可欠である。この場合胃腸消化器病症ではなく婦人科変動が考えられるのだ。

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お母さん、真美ちゃんの生理どうなってますか?

「まだですが。えー怖い」

いや怖くないよ真美ちゃん、おめでただよ、御赤飯たかなきゃ。

 

さて、6年生ともなるといつ初潮が始まってもおかしくない。

 

腹気鍼診断で脾虚診断が出て、奇経診断グループが外関ではなく公孫がでれば、確実に婦人科変動である。ちなみに男性の場合は、前立腺などの変動が確実にみられるのです。 

 

初出:2016/11/03

 

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