氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

脉で食べ過ぎが診れるか?答えは「もちろんわかる」です

症例 68歳 男性 会社役員

 

今回の患者さんは、膻中・右期門・気海・中脘の順で脉締を得ました。

 

つまり心包虚腎虚証右からの証がたち、奇経診断(実経絡診断)は左陥谷・N―右合谷・Sというグループが脉締を得たので、証が確定したのです。

  

この心包経絡の虚というところが大切なところ。

 

左胃経の陥谷が実、つまり胃に食べ物がしっかりと入り込み働かされ過ぎていてそれがいまだに続いているということなのです。迷わず指摘できます、

 

「昨夜は酒より食べ物がだいぶん入りましたね」

「いや実はお祭りの準備会がありまして夕食後の集まりなのに太巻きが出ましてな、つい食べ過ぎましたよ」

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解説

気鍼医術では腹気鍼診断術というすごいツールを開発しています。

 

腹部診断六穴にチタン鍉鍼を補的に充てることで虚実を診断し、証まで推測診断してしまいます。

 

最初、中脘穴から始まります。つぎに下脘・巨闕・膻中・左右期門・気海と順番に虚実を診て行き証をたてるのです。証立てが推測診断できれば次に、それが確実にあっているかを奇経診断で確認します。

 

*この患者さんは呼吸器系が弱く普段は肺虚系の証が順当な方ののです。にもかかわらず、今朝は胃実だったから食べ過ぎが診断できたのです。

 

初出:2016/10/01

 

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