氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

患部を触っても治らないゴルフひじの痛み

59歳 男性 会社役員

 

長年にわたりゴルフが趣味だが、この2〜3年「右のひじ痛」で困っているという。

 

こぶしを握りひねってもらうと痛む(ひじ裏小腸経あたりの激痛)。普段はそうでもないが、プレー中に痛むので成績が良くない。

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標治法―気鍼の3以上(深刺し)

胸椎6・7間に著明な圧痛が必ずある。そこに1番鍼寸6を押手いっぱいそーっと刺入し、骨に当たるところで脉締になればOKである。一呼吸おいてそーっと邪を釣り上げて空中に投げ捨てる。その瞬間ひじの痛みはなくなっている。「あら、痛くないよ」と不思議がる。これがほんとうの一発芸である。

注・・・本治法は必須、治るまでの経過が、違うし再発しない。

初出:2016/08/04

 

サイト管理人からの補足:

邪を釣り上げる」ということが実際に何をしているのか、おわかりいただきにくいかもしれません。不通則痛・通則不通という中医学の考えでいくならば、この場合の痛みは実通、実邪があるということです。経絡治療をされている治療家の方々ならば気の存在は実感していただけているかと思いますが、邪も気と同じようにその存在が実感でき、手応えを感じられるものです。滞りの原因となっている邪、それをほんとうに患部からひっぱりだす、というイメージでの作業ですね。瀉法、邪を瀉す、それが患部から邪をひっぱり出すということです。

最後までお読みくださりありがとうございます

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