氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

うつされたRSウイルス、その後

女性 39歳 病院職員

 

「先生、風邪ひいちゃいました」と鼻水をふきながら来院。一昨日あたりから鼻水とくしゃみが出て、少し頭痛がするという。

ごめんなさい、前回来た時にうつしちゃいましたね、RSウイルス。

「そうですよ、何とかしてください!」

 

潜伏期間は3日から5日だというから、5日前に尿路結石風激痛で来院、その下腹部痛はしっかり治っていたが、その時私がマスクをしながら治療していたのだ。下記のうつされの記事そのときなのだ。

kishin-ijutsu.hatenablog.com

 ごめん、ちゃんと直しますからね。

 

脉状 

虚・やや浮いて・数

 

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腹気鍼診断 

中脘・下脘が締まり、右の期門も締まってしまった。証は肺虚肝虚証右同側が推測できる。

 

奇経診断 

左申脈・N―左後谿・Sで脉締

(腹気鍼診断で推測したを証を確実に確認するのに、この奇経診断が活躍するのだ。本証な肺脾虚が右で副証の肝虚も右であるとする証は今までにない。つまり福島弘道先生の教えにはないものである。それがこの診断法で同側か振り分けするかが確実に診断できてしまうのだ)

 

 

肺虚肝虚証右同側(原・経・経)

 

右手太淵に0番5分ステンレス鍼をそーっと着地し、押手を密着、母指示指の左右圧を気持ちよくかけながら脉を診ると、細く締まる方向だ。気を漏らさぬように間髪入れず抜鍼、同時に親指で蓋をして残身しながら一呼吸おいて指を離す。

 

同様な丁寧な手技をもって、右商丘右中封に補法の鍼をほどこした。

 

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陽経の処置 

左申脈・左後谿に残っている虚性の邪(枯)を軽く瀉法。督脈上の大椎・身柱・至陽・霊台に絹糸灸を1壮ずつして、左膀胱経に瀉的、右膀胱経に補的な手掌軽擦を軽く施した。

 

「気持ちよくなりました」

結石も降りて無くなってるし、風邪もこれで大丈夫ですよ、今日はお鍋でもしてくださいな、で終了。

 

 最後までお読みくださりありがとうございます

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