氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

RSウイルス感染症

主婦 46歳 2児(小学1・3年)の母

小3男子が夜尿症で治療継続中なのだが、「今日は私もお願いします」とお母さん。

 

2日前から鼻水が出始めてティッシュが離せないんです。目の奥が少し重く、咳も出ます。

 

脉状 

虚して浮いてやや数。

こりゃ、RSウイルスにやられたね~

「やっぱり。小学校で今めっちゃ流行ってるんですよ。」

 

腹気鍼診断 

気海・中脘が締まり巨闕も締まった。

 

奇経診断 

右合谷・N―左臨泣・Sで脉締。

 

 

腎虚心虚証左から経金穴

 

どうせ昨日の朝にゴミ出しに出て、立ち話でも長くして、冷えたんでしょう。

「え~、なんでわかるんですか!」

そりゃ脉を見ればわかりますよ。

「うそー!」と軽口をたたいていたら、なんと見事な感染力です。私がRSウイルスにやられてしまいました。

 

彼らを送り出して後片づけを始めたら、はっくしょん!はっくしょん!と、くしゃみの連発。そしてみるみる鼻水があふれてきました。あらま、うつされちゃったか。

 

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翌日から目の奥が重く、肩こりもいつもより発生。くしゃみと鼻水が連発たらたら。腹痛・嘔吐感・体温37.3度。

 

 

自己治療 

 

応急処置として、おわん灸を上星穴に50回(湯呑に水8分目入れ40秒チンして熱湯にしたら、お湯だけ捨ててハンカチで湯呑をつまみ、その熱い腹を上星に「アチィ!アチィ!」とつけること30回から50回)。そうしてると鼻水が乾き始め出なくなる。

アレルギー性鼻炎も一緒である。効果てき面、家で自分でやってもらうといいのだ。言ってる手前、自分でもやってみたらやっぱりよく効く。

 

腹痛・嘔吐感には、裏内庭左右70から80壮でやっと熱さを感じ始めたが、どうもこのウイルスは腹風邪にもなるらしい。でも灸が効く!

 

本治法もやらなくては完全には治りませんが。今回は3日はぐずついた。どうも耐性が強まって、ウイルスは強力化しているようだ。本治法、今回は略。とにかく鼻水止め・腹痛、嘔吐止めの標治法です。参考にどうぞ。

 

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㊟RSウイルス感染症 -新生児には特に注意!-

 

感染後4〜5日の潜伏期ののち、鼻汁、咳(せき)、発熱などの上気道症状が現れます。3割程度の人はこのあと炎症が下気道まで波及して、気管支炎や細気管支炎(さいきかんしえん)を発症し、咳の増強、呼気性の喘鳴(ぜんめい)(ぜいぜいする)、多呼吸などが現れてきます。

すべての患者さんの1〜3%が重症化し、入院治療を受けます。心肺に基礎疾患がある小児は重症化しやすいとされます。通常は数日〜1週間で軽快します。

新生児も感染して発症し、がんこな無呼吸を起こすことがあるので注意が必要です。また、細気管支炎にかかったあとは、長期にわたって喘鳴を繰り返しやすいといわれています。

  

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