氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

腰がらみの膝疾患

会社員兼農業男性 60歳 中肉中背

 

主訴:左膝が腫れて痛くて歩けない

 

2か月にわたり整形外科で左膝関節炎の注射と痛み止めをもらっているが、一向に良くならないといって来院。

 

診察:

①左右の膝に手を当て熱の有無を確かめると、膝全体がパチパチに腫れあがっている。

②座位にて左ひざを上げさせると、左腰が重いという。

③左ひざを上げて伸ばしてみると、膝裏から太もも裏にツッパリ感が走る。

④前屈すると、左腰が痛く後屈しても腰が重い。

⑤明らかに腰がらみの膝の痛み腫れである。

⑥この場合の治療は必ず腰の気血の流れを良くしないと治らない。

 

 

治療:子午診断 

左膝胃経に対し右心包内関で脉締(実痛の確認)

熱でパンパンに腫れ水を持っているので、左膝腫脹部に瀉的散鍼を加え冷シップを貼り、さらにアイスノンを巻き付けて座位にしたままで腰の動作痛を確認しながら気鍼・気刺鍼を加えた。3回の治療で8割楽になったというがまだ継続中。

証は略す。

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ジャガイモ湿布の効用:

膝の腫れは身体が炎症を抑えようと水を集めて消そうとしているのだから、注射針で抜いてはいけない。消防自動車から水を取り上げるのと同じ。熱を取る助けをしなければいけないから、芋シップを作り貼って寝る。

 

作り方: 

ジャガイモ1個の皮をむき、擦りおろして水を切る。等量の小麦粉を入れまぜて寝かせる。耳たぶの柔らかさにしてキッチンタオルに薄くはりつけ、タオルの側を膝腫れ全体に巻く。就寝時に貼ると朝に熱腫れが減って、カラカラに乾いているものだ。

 

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