氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

リレンザの副作用

小学6年生 男子 

 

「先生怖かったー!うちの子がねえー、39度の熱出してねー!病院いったらインフルエンザだとリレンザを処方されたのよ」。

 

リレンザ飲み始めて2日目、息子が「お父さんお母さんありがとう。僕はもうだめです サヨウナラ」とうわごとを言い始めたとのこと。「めっちゃこわかったー!」

 

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火曜に発熱、その夜から水曜・木曜とリレンザを服用、高熱は下がったがその間食欲全くなく、だるいしんどいと寝たままであった。そして金曜日に治療室に駆け込んできたのだが、虚ろな目をしてふわふわと歩きながらベットに仰臥した。脉を見て驚いた。微熱ながら徐脈はなはだしく、空虚な薄い浮いた脉状、失血の脉はネギの小口を触るがごとくの中空の孔脉だが、そんなどころではない。陰に力なく、陽をつなぎとめることができなくなりそうな虚ろな脉だったのだ。

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そのうえ1分間に50回しか脈拍がない。人の平均は約74回、東京オリンピックアベベが48回、高橋尚子は40回、長距離選手並みの心拍数に薬剤によって無理なさしめているのは明らかだ。薬害で心負担とともに脳に酸素が送られてないのだ。朦朧・だるしんどく、うわごと、食欲なし。

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腹気鍼診断


巨闕・右期門締まり 中脘・腎に堅と思しき虚性の邪が出てきた。肺の流れにはまだウイルスが残っているようだ。そして腎の流れにも悪露が溜まりかけていることがわかる。

 


心虚肺腎実証右から経金穴使用 心経の霊道に0番鍼で0.06ミリから0.2ミリの補法を丁寧にじっくり補った。次に肝経の中封に同様に補う。そして左肺経の孔最に瀉法。左復溜にも瀉法を軽く行った。脉は締まったがどうも細く潤いがない。身柱穴にやや瀉的に5壮の絹糸灸を行うと潤いと生気がでて脉も約65回になり顔も赤みを帯びて目がしっかりしてきた。

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2日後の治療の証は同じであったが、食欲が少し出てきたという。明日月曜から学校にも行けそうだという。

 

月曜・火曜と学校に行けたという。「今日はすきな豚まんを食べて学校にいき小雨の中サッカーをしてきた」という。脉状はまだ虚脈で力強くはないが脈拍数は68と正常になっている。でもまだうわごとは時々言ってるという。

 

タミフルは飛び降り事件などで少なくなったが、今度はリレンザか出てきた。しかし私は福岡大学病院が発表した「タミフルと同等以上の効果が確認された」という漢方薬麻黄湯を患者さんにはすすめている。

 

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