氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

督脈病証(頸椎・胸椎・腰椎・仙椎)2症例〜即効!奇経鍼法

症例:1 52歳 自営業 女性

「頭がふわーっとして胸がドキドキします」という主訴で来院。そのほか肩首残り重み・頭重・めまい・精神不安定がある。 

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<<問診>>

若い時から1年の半分はインド暮らしでリュックを背負って旅し、商品を仕入れてきたという。脊椎を上から下へなぞって触察するととにかく凸凹である。細身の体に20キロもの荷物は堪えていたのだろうか。

 

<<診断>>

・子午診断 

督脈病証(後谿=小腸経)に対し拮抗経絡は肝経である。左太衝で脉締。

・奇経診断 右後谿―左申脈で脉締。

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<<治療>>

・証 

肝虚肺虚証左から交差合水穴使用、座位のままじっくりと補う。

・標治法  

督脈上に「気鍼」と絹糸状お灸を1壮づつ15か所施灸。

 

 <<経過>> 

1回目の治療で6割、2回目の治療で症状が8割減り、笑顔が見られるようになった。仕事が多忙になると症状がもどろうとするが、鍼灸治療があるので安心だという。継続中。

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症例:2 75歳 主婦

接骨院で首をボキボキしてもらったら次の日から首が痛くてまわらない」と来院。今朝も痛くて目が覚めた。特に左右に回す時、首の左が痛むという。

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<<子午診断>> 

督脈病証である。督脈の主穴は後谿(小腸経)ゆえに左右どちらの肝経の太衝が締まるか比べてみた結果、右肝経太衝穴で脉締した。

 

<<奇経診断>> 

子午診断から左小腸経後谿穴(督脈の主穴)が一番の実が確定なのでNを添付、次いで右膀胱経・申脈(陽憍脈の主穴)にSを添付して脉締! 

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<<証>> 

肝虚肺虚証右から交差原穴使用。子午・奇経連動診断で難経69難の証が確定!

 

 <<経過>> 

1回の奇経診断(鍼法)の治療で9割痛み消去。座位のまま首肩への気鍼散鍼の標治法と本治法で完全に痛みはなくなった。奇経鍼法の即効性の現れである。

 

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