氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

上部尿路結石の疑いのある患者さん

47歳女性、「5日前くらいから、夜中に寝返りができないくらいの腰痛が始まりました」と15年ぶりに母親につれられて来院。確か結婚前に来院しているはず、とてもひさしぶりの患者さんです。

 

「息子が大学に入ったのを機会に関西に戻ってきました。引っ越しの疲れか腰が痛くて、今日は腰の真ん中から少し右側が張ります」

 

腰痛ではあるがどうも脈状がおかしい。革を帯びて沈んでいるうえにやや数脈である。革脈とは鼓の革を叩くがごとくの感覚のうえに、表面が弦を帯び中身が中空な脈状で、重要な病脈の一つである。

 

喉が渇いたりしませんか?

「1ヶ月くらい前からやけにに喉が渇くので気になってました。どうしてわかるのですか?」

 

腹気鍼診断・奇経診断からやはり証が「脾虚腎肝実証」であった。またまた腎の石症状であろうことがほぼ確実である。

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引っ越し作業であまり水を飲んでないでしょう?

「そういわれれば」

 

本治法終了し、腎実の処理が確実にできたので自信をもって言えることだ。

 

起き上がってもらって

はい、どうですか。腰のハリが今は無いでしょう?と尋ねると、

「はい、とても楽になりました」という答え。

 

腰の症状は取れたけど、これはただの腰痛ではないよ。一度病院で検査してもらいなさいな。上部尿路結石の疑いがあるからね、というと

「えー、私、胆石持ってるんですよ。石ですか~、連休中は片付けとかあるんで落ち着いたら検査に行きます」とのこと。

 

やはり「脾虚腎肝実証」という証は腎臓疾患に多い。もちろん肝・胆疾患にも多発する。

 

 最後までお読みくださりありがとうございます

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