氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

妊産婦さんの風邪

妊娠中に風邪が入った時には医師も新薬は薦めない。私はあまりに危険だから飲んではいけないと考えている。妊婦さんが風邪をひいたら「気鍼医術」の出番である(妊娠中の漢方風邪薬は桂枝湯と咳き込めば麦門冬湯が安全だといわれているが、われわれは専門外である)。

 

37歳中国人女性、お腹の赤ちゃんは元気な女の子だと病院で診断された。女の子がほしかったのでとても喜んでいる。17週124グラムだという。

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<<お母さんの症状>>

買い物で雨の中を歩いたせいか昨、夜から頭が重く嘔吐感がある。肩首もいつもよりこる感じがする。

 

<<脈状>> 

やや浮いて数脈 明らかに雨の中を歩いたことによる湿気と冷えにより風邪が入ったと思われる  

 

<<奇経診断>>  

右合谷―左陥谷

 

<<証>>     

腎虚心包虚証左から経金穴

本治法終了し肩首に軽く気鍼をしたところ脉締を得た。つまり治療は成功だ。ご本人も「来た時とまるで違います。頭の重みも吐き気も全く消えて目の前が明るくなりました」と帰っていた。妊娠中の歯痛なども歯医者さんが薬を出せないので当院に患者さんを紹介してきたりもする

 

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