氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

胃カメラでも発見できなかった痛みの原因

75歳男性、1ヶ月前頃から下腹部に痛みが発症、胃の調子も悪いので胃カメラと直腸検査を受けたがどこも悪くないとの診断、胃腸薬をもらったが一向に良くならないと来院。

 

<<脉状>>    

浮・数・弦を帯びている。脉診の段階で「これは腎膀胱の滞りだ」と感じ仰臥位の患者の背中に手を入れて掌で腰の腎臓辺りを軽く押してみたら、左の部位で飛び上がらんばかりに痛がった。腎臓の腫れである。「尿酸値はいくらですか」「すこし高い目で痛風が出たことがあります」。

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<<診断>>

脾虚腎肝実証  

腎実証が出ましたから推定診断は確実に当たっています。それが証拠に証に基ずいて鍼をツボに刺せばその場で痛みが治まります。「明らかに腎臓結石から尿路結石の症状ですね」と診断を告げると驚いた表情で「な~るほど」と納得安心顔。

 

ここでしっかりと治療が出来て結果を出さないとただのはったり屋になってしまいます。真夏の飲食過多とエアコンの冷えが原因でした。

 

〜2015年の治療日記より〜