氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

風邪からくる腰痛

40歳女性、主訴は右腰足の痛み。

昨日起床と同時に腰に痛みが走った。その後も痛みが少しづつ増え、今朝からは車の乗り降りもままならぬとのこと。

 

寝返り時と起き上がり時に激痛があるため、座位のまま治療。前屈すると右側の腰に痛み、それに対し右魚際に金の20番をあてると「痛みが半分になりました」。同側子午である。

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しかし後屈痛もあり肺虚の腰痛とは断じられないが、まず右肺経の子午拮抗経絡である左の膀胱経絡・申脉穴にN(奇経ようきょう脈の主穴)、そしてSを左の後谿においたが脉締を得ず。右の後谿においたところ脉締あり。

 

ゆえに奇経・子午から証は「肺虚肝虚」、右から振り分けと決定できる。

 

ところが子供が下痢風邪を経過しており、本人の脉状もやや浮いてやや数で節々に少し痛みも感じるというところから「風邪から来る腰痛」である。2日続けてすっかり良くなった。

 

〜2011年の治療日記より〜

 

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