氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

インフルエンザの治療でタミフルに勝ちました!

風邪といっても千差万別、様々な症状が現れるものである。家庭で治そうとして医院に行ってもなかなかすっきりしない場合が多いが、氣鍼医術にとって風邪は得意病症のひとつです。「証」を正確に立てることが有効。

 

首筋、腕など表陽部位を寒湿の邪が犯せば「肺虚」の風邪になると考えられるし、寒泠の邪が骨にまで入り込むほど冷えると「腎虚」証になるのが定則です。

 

<<症例1>>昨日夜から喉が痛くて、咳と痰が出ます、バイト先が冷える

奇経診断:左合谷―右陥谷       

腎虚心包虚証右から経金穴  

<<症例2>>職場のエアコンがきつくて寒いなと思ったら今朝から喉が痛くて寒気がする

奇経診断:左合谷―左申脉    

腎虚心脾実証経金穴

 

風邪の入りたての場合の緒症状、鼻水・肩こり・頭痛・咳・咽イガから肺炎の高熱、インフルエンザまで症状の改善が顕著です。常連の患者さんは子供が熱を出すとすぐにつれてきます。症状によっては漢方薬併用を薦めます、より効果的です。

 

以前鍼灸師仲間がインフルエンザにほぼ同時にかかったとき、タミフルを飲む側と鍼灸・漢方で治療する側にわかれて試しましたが、圧倒的に鍼灸漢方に軍配が上がりました。なんといっても1週間後に普通どおりに仕事ができているかどうかがまったく違ったのです。

 

1日目タミフルは即40度が37.5度に解熱、鍼灸漢方は40度が38.5度に解熱。2日目、前者はまた39度に上がり、後者は38度に下がる。3日目4日目と前者は上がり下がりの上に食欲不振、倦怠感で寝たきり。後者は3日目4日目と熱は徐々に下がりながら食欲旺盛で酒も飲んだりと仕事も休まないでできたが、タミフル側は4日目5日目から身体がふらふらで5日目から2日間休診してしまったという。違いは歴然でした。皆さんもインフルエンザに関しては要注意です。

 

ちなみに2年前、福岡大学の医学部で漢方麻黄湯タミフル以上に臨床成績が良かったと学会発表しています。