氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

54歳女性、股関節の激痛の原因

3日前、起床時に左股関節に激痛が走り、通勤時にも足を引きずりながら階段をあがっていたという。しかし本日の主訴は、股関節の痛みはなくなったが左肩首から左偏頭痛、特に左背中から腰に鈍痛があり、しんどくてしんどくて会社を早退しての来院。

 

左腎兪辺りが熱感を帯びやや腫れ気味の上に、両足が異常にむくんで太くなっている。

 

 <<治療>> 

左偏頭痛に対し子午診断はセオリーどおり「左胆―右心」で脉締した。奇経診断は「左臨泣―左後谿」で脉締。

【証】心虚肺腎実証右からとなった。

腎の実証は「石」「砂」の決定版である。治療後「身体が生き返りました」といって笑顔で帰って行った。

 

4日後、打って変ってむくみがなくなってほっそりとし、腰の鈍痛は全くなくなっていた。左肩首の処理をして気持ちよく帰って頂いた。

 

よく聞くと何年か前に右腎臓に石があることを医師から指摘されていたという。左股関節の激痛はやはり尿路の結石が動いたのである。そして腰部の鈍痛は腎臓自身にも砂のような悪露のたまりで腫れ気味となったのであろう。

脉状が浮いて溢れるようにやや数を帯びていたことから微熱が出てとてもだるかったのだろう。

 

 最後までお読みくださりありがとうございます

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

↑クリックしていただけると励みになります

 

www.kishin-ijutsu.com