氣鍼医術症例ブログ〜難経69難本治法の実践日記(はてな版)

脉診流「気鍼医術」創始者で臨床40年、福島弘道先生の直弟子である葛野玄庵による症例ブログです

難経六十九難

風邪ひいちゃいました〜難経69難本治法の出番です

36歳 主婦 経過・主訴 3日前から喉が気になりだし、昨日から喉痛に加え鼻水・鼻詰まり、両方の上歯が浮いて顎がおかしい。 脉状 やや数、浮いて革を帯びている。 風邪にして微熱の脉状。 腹気鍼診断 気海・中脘が脉締。 巨闕・下脘がやや革脉。 奇経診断 右…

3)片方刺し鍼法―主証・副証「決定法」の発見

ここからが我が気鍼医術の出番である。 例えば「肺虚肝虚証」の場合、主証が左なら副証は必ず反対側の右になるのが「東はり・福島方式」であるが、臨床では本証・副証が左右振り分けにならず「同側」もあることを発見実証したのが「氣鍼医術」なのです。どう…

2)難経六十九難本治法における相剋調整鍼法の発見

② 相剋調整鍼法の発見 ご存じ相剋理論というのは木剋土、土剋水、水剋火、火剋金となりそれぞれ剋し剋される関係で必ず実と虚によて成り立つのが原則なのである。 例えば肺と肝に例えれば肺は金、肝は木の性格であるので肺が虚すれば肝は実するのが相剋理論…

1)難経六十九難本治法における相剋調整鍼法の発見

① 「片方刺し鍼法」の発見 私の育った「東洋はり医学会」でさえ昭和38年ごろの技術内容は「両方刺し」鍼法であったという。ましてや巷の経絡治療家のほとんどがツボの両方を使うのが当たり前の時代であった。その上単一証がほとんどで臨床されていたのであ…

「片方刺し鍼法」の素晴らしさー難経69難本治法の実際―

症例:59才 女性 会社員 主訴:身体がだるく鼻の息に熱を感じ肩が凝っています 腹気鍼診断 下脘・巨闕が締まり(脾虚が推定される)左期門・気海がやや浮き革を帯びている(肝・腎の経絡に実邪あり何らかの病証に関係することが推定できる。この患者の場合…

【治療動画】腹氣鍼診断〜奇経診断〜難経69難本治法

数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただき、ありがとうございます。本日のテキストは氣鍼医術サイト管理人が担当いたします。 昨年9月にアメリカのコロラドで開催された「日本はり協会」指導者夏季合宿 に氣鍼医術代表葛野玄庵が参…

風邪に即効性!難経69難の本治法

「朝からぞくぞくと寒気がして、軽く咳も出ます」胃腸症状で治療継続中の40歳男性が朝1番で来院した。 不問で脈診すると「少し浮き躁を帯びてやや数」の風邪脈です。咳が出ているのは今朝からではないですか?風邪が入りかけてますよ。 「そういわれれば、だ…

気鍼医術における難経六十九難の臨床的運用解釈

*失われた竹帛(ちくはく)を加えるが如く 六十九難曰. 經言 虚者補之 實者瀉之 不虚不實以經取之 何謂也 然 *虚者補之 虚者補其母 *實者瀉之 實者瀉其子 當先補之 然後瀉之 不實不虚 以經取之者 是正經自生病 不中他邪也 當自取其經 故言以經取之 <<臨…